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ポルシェの健康診断ツール

今回ミッドナイトブルーの964が戻ってくるのに合わせて、ダイブルさんが製作/販売している

「PORSCHE 964 ODB1 INTERFACE」という、964の診断ツールを購入しました。

この製品は、自分でPCを使って964の自己診断機能にアクセスして、

まるでディーラーで使っているポルシェ純正テスターのように、車の健康診断が出来てしまうという優れものです。

ダイフルさんとは、かなり前から964のROMチューンについて情報交換等について

色々なやりとりをさせて頂いているのですが、今回はこの964のRSクラッチを入れた事による副作用(冷間時に

ハンチングやエンジンストールしてしまう症状)を、なんとか改善する方法がないかダイフルさんに相談してみたところ、

このODB1インタフェースの機能の一つである「アダプテーション」という機能を使えば

もしかすると改善するかも知れないという事を教えて頂き、早速購入させて頂きました。

ちなみに「アダプテーション」というのは、アイドルスタビライザー(964の場合はDMEで制御)の開弁率を

設定してやる事を言います。

この症状は、RSクラッチを入れた時に必ず出ると言っていいほどお約束の副作用で、

ボクにとっては慣れっこになってしまっていて、実はあまり気になってないほどのものなんですが、

それでも症状が出ないならそれに越したことはないですからね。(^^)

っつーコトで、早速PCを使ってこのインターフェースを、車体側のODB1コネクタに接続してみました。
イメージ 1
なんだかフルコンのセッティングしているみたいな雰囲気です。

で、まずは診断ツールをPCで起動して、DMEのフォルトコードを確認してみました。
イメージ 2
この車はフォルトコードが検出されなかったので、まずはホッとしました。
次にアクセル全開/前閉スイッチの動作確認や、DME実測値の確認や、各種センサー値、ラムダ値などを確認してから

いよいよアダプテーションの実施です。

このマニュアルには「標準アダプテーション」の方法以外にも、「裏技アダプテーション」(RSクラッチ車両用)の

方法がきめ細かく説明されており、ボクのようなド素人にも簡単に作業が行えます。

で、で、肝心なアダプテーション実施後の効果ですが・・・

試運転してみると、症状がかなり改善されました。\(◎o◎)/!

ただ、この時はエンジンが完全に冷え切っている状態ではなかったので、

冬場の朝一発目の始動の時は、もしかするとハンチングやストールが起きる事があるのかもしれません。

でも、この日に試した限りでは、今までよりも明らかにアイドリングが安定し、ストールは1度も起こりませんでした。

これから季節的に暖かくなり始めてますます症状が出にくくなるので、アダプテーションの効果を見極めが難しくなるかも

知れませんが、これからこの964に普段の足としても使いながら、効果を確かめていきたいと思います。
いずれにしても、この診断ツールはアダプテーションの実施の有無に関わらず、自分の964の健康診断を

自身の手で手軽に行う事が出来るので、かなりオススメだと思います。

ヤフオクでもフツーに買えるようですので、964にお乗りの方は試してみてください。(^^)

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