今週は何かとバタバタしていてブログの更新が停滞してしまいました。(^^;
その間、993や964で色々なところに出かけたりもしてたんですが、
今日は993で箱根へ出かけた時の事を書きます。
実はこのティプトロの993カレラのRS仕様、先月の末に足立ベースにやってきてから
すぐに現車確認に来られた方がいらっしゃって、その方がずっとツバを付けた状態だったので
なるべく乗らないようにしてたのですが、ご家庭の状況に大きな変化があって
購入出来なくなったとのご連絡を頂いたので、この車がまたフリーになりました。
こうなったらボクが乗らなきゃ勿体無い!(笑)っつーコトで、早速箱根に引っ張り出して遊んでました。(^^)
それにしてもこのルックス、シビれます!
それにしてもこのルックス、シビれます!
この993、足がビルシュタインのPSS10が入っていて車高がかなりベタベタになってますけど、
一般道でも高速でも乗り心地の悪さは全く感じられません。
ボディが硬くてしっかりしてるから、どんな足を入れようとも最大限の仕事をしてくれるので
突き上げ感などの不快を感じる事がありません。
これはこの993だけではなく、どのポルシェにも共通していてる事ですけど、
そこがポルシェの凄いところですよね!
ボクの所に来てはじめてポルシェを試乗する方達も、一様に口を揃えてそうおっしゃいます。
特にこの993はリアがマルチリンクになっているので、踏ん張り方が別次元です。
とんでもないハイスピードでコーナーに突っ込んでも何もなかったように軽くクリアしてしまうので、
もしポルシェでサーキットを走った事がない人がこの993に乗っても、
リアをブレイクさせるまで攻め込むのはかなり難しいと思います。
車の限界を超えるかなり前の段階で自分の恐怖心の方が先に来てしまいますから。(^^)
この車はヴァリオラムの後期エンジンにティプトロという組み合わせですが、これがまた凄くいいです。
この車はヴァリオラムの後期エンジンにティプトロという組み合わせですが、これがまた凄くいいです。
以前にも書きましたが空冷ポルシェのティプトロって、Dレンジに突っ込んだままだと本領が発揮出来ず、
低回転でモリモリしたトルクを使いながらドロドロした感じで乗るような単にラクチンな車ですが、
マニュアルモードを積極的に使いながら回転数をキープして乗ると恐ろしく速いです。
箱根のような比較的ヘビーな峠道の上りでは、アクセルとエンジンの間にトルクコンバーターを介しているので
コーナーの立ち上がりで思いっきり全開で踏んだ時には一瞬だけタイムラグを感じますが、
あくまでもそれは「一瞬」だけの事。
その直後にはRRの鬼のようなトラクションとともに後ろから蹴飛ばされるような感覚で加速していきます。
コーナー入り口のシフトダウンもステアリングのスイッチを押すだけで、ヒール&トゥとか難しい事をやる必要もないし、
RSのでっかいブレーキが前後に付いてるから、フットブレーキに任せておける領域がとんでもなく広いので、
ボクのようなヘタクソなドライバーだと、それこそ慣れたサーキットに車を持ち込んで本気でタイムアタックでもしない限り
フツーの道では確実にティプトロのほうが速く走れます。
ちなみに帰りは東名の集中工事の影響もあってかなりの渋滞に巻き込まれてしまいましたが、
こんな時はDレンジに突っ込みっぱなしにしておけば、MTのポルシェの1/5くらいの労力で帰れてしまうところも
ティプトロの美点です。(^^)
ティプトロのポルシェでこれだけ攻め込んだのは久しぶりの事でしたが、
今回の箱根ドライブであらためてティプトロのポルシェの懐の深さを感じる事が出来ました。
オートマで簡単に運転出来るポルシェだからといってナメてはあきません!(^^)
痩せガマンしてMTのポルシェでガンガン頑張るのもいいですが、思い立った時にチョイチョイ乗れる気軽さも兼ね備えた
ティプトロのポルシェなら、ちょっとした街乗りでも億劫にならずに全然フツー使えてしまうので、
普段からより身近な存在として楽しめる存在だと思います。
これだったら少し車の運転が好きな奥さんだったら、旦那さんと一緒に楽しめるんではないでしょうか。(^^)