先週末、ある程度時間を掛けてALPINA B3 3.0/1を運転する時間が取れました。
今日はそのインプレです。
この車に乗って、すぐに気が付くのはエンジンのレスポンスの良さ。
以前乗っていたM3Cの時もそうでしたが、アクセルとエンジンが直結しているような感覚です。
この車はALPINAの特徴の一つでもある5速のスイッチトロニックが付いていますが、
まずはDレンジに入れてスタート。
街乗りしている分には、フツーの車と全く同じ感覚で運転出来、何のクセもありません。
それどころかむしろ、E36の小さな5ナンバーボディに3Lエンジンの組み合わせなので、
低〜中速がとてもトルクフルで乗りやすく、乗り心地もゴツゴツ感は全くありません。
これだったら家族持ちのお父さんが家族を乗せて出かけても、不平不満を聞かなくて済むでしょうし、
自分自身も趣味車として、運転がメッチャ楽しめると思います。
ステージを首都高に移し、スイッチトロニックのマニュアルモードを使ってみました。
マニュアルモードはシフト横のモードスイッチを「S」のモードにし、
ステアリング裏にある「↓」と「↑」のボタンでシフトを行います。
使ってみると、これがメッチャ面白い!
この年代の車とは思えないほど変速のタイムラグが驚くくらいに短いので、
まるでゲーセンの車のゲームを操作しているみたいです。
「+」を押すと瞬時にシフトアップしながら気持ちよく加速していき、
コーナ手前ではブレーキングしながら「−」を押してシフトダウンすると
「フォンフォン」って感じでエンブレ使いながら減速していき、
まるでヒール&トゥしながら走っているみたいです。
これだけ変速の反応が速いと、多分ボクのようなヘタクソなドライバーだと
MTを操るよりも速く走れると思います。
エンジンパワーについては、カタログスペック上はM3Cが320馬力、B3が256馬力だから
M3Cのほうが圧倒的に上なんですけど、実際に両者を比べてみた感覚では
加速する時のパンチ力は、ALPINA B3のほうが上に感じます。
これは、以前乗っていたM3Cがローギアードな6速のクロスミッションだったのに対し、
B3は5速のスイッチトロニックなので、もしかするとギア比の違いも関係しているのかも知れません。
両者の違いはあるにせよ、共通して言えるのはBMWの6発の回転の滑らかさです。
特に4,000回転超えたあたりからが官能的で、高音を奏でながら一気に上まで回ります。
この高音がとても気持ちイイので、ついつい2速と3速を多用してしまいます。(^^)
ハンドリングについては素直そのもの。
終始、典型的で素直なFRの挙動でドライバーを楽しませてくれるので、
この車が4ドアセダンである事を、ついつい忘れて振り回したくなってしまいます。
まさに操っている感覚は、質の高い高級スポーツカーそのものです。
実はこの車がウチに来るまでALPINAの運転は一度も経験した事がありませんでしたけど、
実際に乗ってみると、官能的なエンジン特性やハンドリングの楽しさ、
上質な乗り味を持ち合わせたスポーティさが、ALPINAという乗り物なのだと思います。
尚且つ、家族がちゃんと乗れる4ドアセダンとしての実用性や、
家族にも嫌がられない乗り心地の良さまで確保されているので、
お父さんの趣味とファミリーユースとがちゃんと両立できるという所がスゴイです。
カッコ良くて、運転が楽しくて、高級感があって、手頃なボディサイズで、家族も満足♪
しかも「ALPINA」という一流のブランドまで付いてるから所有する事そのものの満足度がとても高い!
そんな車って、ALPINA B3以外になかなか存在しないと思います。
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