先日のモテギで走った時に使った新兵器のインプレです。
今回、モテギを走るにあたり、最大の難点は「古タイヤ」でした。
2〜3年前に製造された18インチのADVAN A048でしたが、
ゴムは古くて硬化しており、溝はスリップサイン出まくりの状態。
高速道路や峠を走ると轍でハンドルが取られ、両手でハンドル持ってないとどこかへ吹っ飛びそうな
そんな状態でした。
本来であれば何も考えず新品タイヤを買ってしまえば問題解決ですが、
貧乏人にはそんなお金などあろうはずもありません。
で、今回使ってみたのが「タイヤソフナー」。
ヤフオク等のネット販売だと2.5Lで送料含めて1万円弱ほどで売られています。
使い方は、タイヤを使う数日前にハケで何度も塗っては乾かし、乾かしては塗ってを繰り返します。
ボクの場合、今回は5回塗りました。(友人が)
説明書等に書かれてある正確な使用方法は以下の通りです
・タイヤを使用になる数日前には、タイヤソフナーを塗布しておいてください。
・液をバケツのような物に移し、ハケ及びローラーでタイヤの接地面に塗布してください。
※塗布する時にはゴム手袋等をご使用される事をお薦めいたします。
・液が浸透するのに20分位かかります。
浸透したら1日に合計2〜3回作業を繰り返し、それを2〜3日おこなってください。
合計5〜9回位の作業を数日かけて行ってください。
※液が完全に乾くのに1日以上かかります。又その間、絶対に走行しないでください。
ま、要は、「タイヤ使う2〜3日前に何度も塗ってくれ」という事です。
かなり面倒臭いですが、「それが嫌ならタイヤ買いなはれ」っつーコトだと思います。(爆)
貧乏人は金使えないので体使うしかありません・・・(泣)
ここまではなんとか我慢出来るのですが、この「タイヤソフナー」の使用には、もう一つ最大の難関があります。
それは、めっちゃクサイんです!
雨をしのいでガレージの中で塗ろうものなら、シンナーみたいな匂いが充満してラリってしまいます。(マジで)
更に恐ろしい事に、一度匂いがガレージに染みついてしまったらなかなか取れません。。。
恐るべし!「タイヤソフナー」パワー!!
ちなみに、今回ボクはどうしたかというと、普段自宅に住んでいない事を理由に
友人に「タイヤがヤバイけど塗る暇がない」と泣きつき、ポルからタイヤ4本を外して持っていってもらい、
更にそれを、その友人が借りてる貸しガレージで5回塗ってもらいました。
「タイヤソフナー」を使いこなすには、場合によっては「演技力」も必要になるかも知れません。(爆)
で、インプレ。
高速を走っても轍にハンドルを取られる事もなく、非常に乗りやすくなりました。モテギに着くまでは・・・
箱根を流しても(ゆっくりだけど)ちゃんとグリップしてくれているようでした。モテギに着くまでは・・・
で、モテギでは?
ちゃんとグリップしてましたよ。2週目ぐらいまでは・・・
どういう事かといいますと、今回モテギまでを自走で移動してますが、箱根経由の為、
サーキットに着くまでの自走距離が約800km・・・
タイヤが完全に一皮どころか二皮ほど剥けてしまってます。。
なので、肝心のサーキットではあまり効果の恩恵を受ける事が出来ませんでした。
これが、積車での移動でタイヤが温存できれば、話はまた違ってくるんだと思います。
で、今回の教訓としては、「サーキットでタイヤソフナー使うんだったら、積車で移動してください」という事です。
でもよくよく冷静に考えると、積車借りるお金があったら、もしかすると
キレイな中古のタイヤが買えるかも知れません。(爆)
ま、ボク個人的な意見としては、やっぱりお金を貯めてマトモなタイヤ買うのが一番いいです。
それが出来ない時は、今後サーキット走行は諦めたいと思います。
無理して死んでるタイヤで走ってもストレス溜まるだけですから・・・
あ、ちなみに使用後に気をつけないといけないのは、効果がなくなっても匂いだけは持続します。(笑)
ウチのガレージん中、いまだに匂いが充満しててラリってしまいそうですから・・・(爆)