昨日は朝6時半から348を洗車して(笑)、その後友人のショップまで点検に行く道中、
往復40〜50km程ですが348を運転してました。
普段はポルシェなのであらゆる点で両車の性格の違いが発見できます。
まずは運転席に腰を下ろしてすぐに気が付くのがドラポジ。
ポルシェの運転席は狭いのでせせこましく運転する感じですが、
フェラーリの場合はややゆったりめ。
足を前に放り出し、ふんぞり返って運転するイメージなので、なんだか偉くなった気分に浸れます。(笑)
これについてはどっちがいいのかは個人の好き好みの問題ですね。
シフトについては左手前のゲージが1速なので、なんだか2速発進してるみたいですが、
このパターンだと街乗りでよく使う2速−3速が真ん中のゲージの上と下を直線的に行き来するので
馴れてしまえばこのパターンの方が街中は運転しやすいかも知れません。
シフトフィーリングはゲージにギュッと押し込むと「カツン」とギアが入る感じです。
ストロークは若干大きめですが、運転しにくいというようなレベルではありません。
まずギアを1速に入れクラッチを繋ぐと、この車の低速トルクの太さに驚かされます。
ポルシェと同じようにアイドリングスタートが出来てしまいます。
ボク個人的に、フェラーリって高速ギンギン低速スカスカなイメージがありましたが、
アイドリング付近から7000回転オーバーまでウルトラスムーズに回るので、
ボクのフェラーリに対する先入観はあっけなく崩れ去る事になりました。
この回り方、すんごい気持ちいいですし、パワーバンドも広く感じたので運転はとってもしやすいです。
回転が上昇するにつれ、甲高いフェラーリサウンドを奏でてくれるという
とっても豪華なオマケまで付いてくるので、この感覚は一度運転すると病みつきになりそうです。
この辺の味付けはフェラーリはとってもうまいですネ!
もう一つ驚いたのは、エンジンレスポンスがとってもイイ!
特にシフトダウン時のブリッピングは、フォンフォンとアクセルを煽っただけ忠実に
エンジンが反応してくるので、もしかすると下の方の回転ではノーマルポルシェのインジェクションよりも
レスポンスはいいかもです。
足の硬さも適度で道路からの突き上げもうまく処理されていて、非常に快適です。
エアコンもガンガン効きますし。。(笑)
運転してるとさすがフェラーリというだけあって、周りの車や通行人からの視線は
ポルシェの何倍も突き刺さってきますので、この辺の優越感にドップリ浸りたい方にとっては、
ポルシェよりもフェラーリの方が満足感は高いと思います。
ポルシェって意外と地味ですから。。(笑)
348の難点といえば、パワステが無い事でしょうか。。
動いてしまえば全く支障はありませんが、車庫入れはちと腕力が必要かもです。
あと、フロントのオーバーハングが長いので、コンビニの駐車場に入る時はえらく気を遣います。
これまで何度も記事に書いてきた通り、ポルシェはポルシェの良さがたくさんあるので
一概にフェラーリと比較する事は出来ませんが、今回フェラーリを少し経験した事で
少なくともポルシェ以外にも楽しい車が存在するって事を身を持って経験できました。