↓これが348の心臓部です。
348はフェラーリとしては初のモノコックシャーシに縦置きエンジン+横置きミッションの組み合わせです。
フェラーリが甲高いフェラーリミュージックを奏でるようになったのは、
348でエンジンが縦置きになってから、社外マフラーメーカーが等長タコアシ+マフラーを
競い合って作り始めてからだと言われており、最新のF430に通ずる縦置きエンジンV8フェラーリの
原点がこの348であると言えます。
真上からエンジンルームを覗き込むと、エンジンやフレームの隙間から地面が丸見えで
見た目はまるでレーシングカーそのまんまのようなレイアウトがされており、
こうやってうっとりエンジンルーム眺めただけでも、フェラーリってやっぱ芸術品なんだという事を
あらためて思い知らされます。
360やF430はフードを開けずとも、外や室内からこのエンジンルームがガラス越しに見えるような
憎い演出がされていますが、フェラーリがわざわざコスト掛けてまでそういう事をやりたかった理由が、
このウットリしてしまうエンジンルームを見れば、なんだか納得できるような気がします。
それにしてもフェラーリのエンジンって、デカイ!
348は3.4Lなんですが、ウチの964(3.6L)より排気量が小さい風にはとても見えません。(--;
↓964のエンジンルーム