これがE46アルピナの3.3Lエンジンです。
アルピナのエンジンって、見た目も拘ってデザインされているから、ずーっと見てても飽きません。
E36のM3Cの3.2Lを一旦バラバラにした上で、ヘッド、カム、ピストン、クランク、コンロッド、
IN−EXマニ、マフラー等々のアルピナ専用パーツを使用しながら一台一台アルピナエンジニアの手で
ハンドメイドで組まれています。
もちろん、チューニングに準じてエンジンマネジメントも変更されています。
う〜ん、これはもう工芸品の域ですね。
たまりません。
特性的には適度に尖っていて、吹けの良さは素のBMWとは全く別物です。
こんなエンジン、素のBMWを買って来て自分で作ろうと思ったら、一体いくらかかるかわかりません。
つか、パーツを自分で調達してきて、そのへんの工場で組んでもらったところで、
アルピナの職人がハンドメイドで組んだ「本物」ほどの完成度には到底至らないでしょう。
もちろん、アルピナのコンプリートカーの変更点はエンジンだけに留まらず、
駆動系や足回り、ブレーキ、内外装等々と多岐に及んでいるから、
全部自分でやったらそれこそ新車のBMWがもう一台楽勝で買えるくらいのコストが掛かると思います。
ま、そんな事する変態は多分いないと思いますけど(笑)、それにしても、やっている内容を考えると
アルピナのコンプリートカーってかなりお買い得だと思います。
ましてや中古なら、トヨタのアクアくらいの値段でこんなスゲ〜コンプリートカーが買えてしまうんだから、
ホントにいい時代になったもんですよね。