先日チラリとご紹介した996後期型GT3ですが、先日、現オーナーさんによって2年車検を取得し、
あとはウチにやってくるのを待つだけの状態です。
ボクが個人的に興味を持っているのは、つい先日までウチにあった後期型996カレラとの違い。
あの後期型996カレラも外見はまんまGT3ルックだったし色まで一緒だから、見た目はほとんど同じですが、
でも、中身は全くの別物。
カレラとGT3との違いを挙げればキリがありませんが、特に興味があるのはGT3に積まれる
M96/79と呼ばれる3.6L水平対向ユニット。
これは空冷時代のM64系の流れを組む、いわゆる「GT1クランクケース」です。
オイル循環方式は、996カレラで採用されていたインテグレーテッドドライサンプ
(オイルパンが存在し、実質はウェットサンプ)ではなく、
空冷ユニットのクランクケースを使用した伝統的なドライサンプ方式です。
前期型GT3と比較しても、最高出力は360ps/7200rpmから381ps/7400rpmへスープアップされ、
トルクも37.7kgmから39.3kgmに向上しています。
回転数は400rpm高まり、1〜4速までが8400rpm、5、6速は8000rpmまで回せます。
これにより、0-100km/hは前期型GT3より0.3秒も速い4.5秒!最高速度は306km/h!
まさにバケモンです。
996カレラでも真剣に自分で欲しくなってしまったくらい良かったのに、
今回のは本物のGT3!しかも後期!!
どれほど魅力的なポルシェなのか、やってくるのが楽しみです。