先週末、S350に乗った時の感想です。
ボクはベンツについては古いヤツにしか乗った事がなく、経験しているほとんどがW124です。
新しい車種でもW211のE500が最新なので、こんな新しいベンツの、しかもSクラスなんて
経験した事がなかったので、まさに未知の領域って感じで、乗るのがとても楽しみでした。
でも、Sクラスといえば泣く子も黙るベンツのフラッグシップ。
完全に身分不相応なボクには似合うはずもなく、乗るまではちょっと緊張してしまいました。(^^;
まずは恐る恐る運転席側のドアを開けてみると、↓こんな豪華な内装が目に飛び込んできます。
この車はオプションのラグジュアリーパッケージ仕様(\535,500)になっていて、
本革シート(シートヒーター&メモリー付きパワーシート)やパークトロニックが付いています。
シートの状態は、乗り降りする時に擦れてしまいがちな↓こんな部分も全く傷みがありません。
黒いボディにキレイなベージュの内装っていうのは特に高級感が際立って、
まさに豪華絢爛!っていう雰囲気です。
エンジンをかけてみると、イージーエントリーとメモリ付きパワーシートになってるので、
ハンドルとシートが「ウィ〜ン」と動き出し、運転するのに丁度いい位置に動き出します。
さすがSクラス!
で、同時にメーターパネルは↓こんな感じに浮かび上がります。
あり?よく見るとスピードメーターが液晶パネルじゃん。(笑)
ご存知の方も多いんでしょうけど、W221のスピードメーターは、一見アナログに見えますが、
実は液晶パネルにアニメーションでアナログのスピードメーターが表示されているんです。
すげ〜!
これに何の意味があるのかわかりませんけど、なんだかバーチャルっぽくて、未来の車みたいッスね!(笑)
それにしても、エンジンかけただけで「ウィ〜ン」とバーチャルメーターに意標を突かれてしまい、
こんな今風の高級車をまともに運転出来るのか、ちと心配になってしまいました。(^^;
で、気を取り直して発進しようとしましたが・・・今度はATのセレクターレバーが見つかりません。。(笑)
あり?どうやってDレンジに入れんねん!
って、思いながらハンドルの所をよ〜く見ると、なんとコラムシフトでした。。。(爆)
コラムシフトをガチャガチャやって、なんとかDレンジに入れてスタートしてみました。
このW221はS350なので、エンジンは3.5LでV6のDOHC。
パワーは272ps、トルクは35.7kg-mなので、こんなでっかいボディにはアンダーパワーに感じるのかと思ってましたが、
全くパワー不足は感じられません。
多分、超お利口さんな7速ATとの相性が素晴らしくいいんだと思いますが、
街中から首都高まで、踏んだ分だけきちんと加速してくれます。
ハンドルの切れ角も大きいので、外見からは信じられないほどに小回りもよく効くし、
運転してしまえば図体のデカさを意識する事はほとんどありません。
で、Sクラスだから当たり前かも知れませんけど、乗り心地がめっちゃイイ!
この車はエアサスのロワリングキットが入っているので、通常はシャコタン状態ですが、
ボタン一つで車高は変わるし、足の硬さも可変ダンパー(ADS)だからスポーツモードから
コンフォートモードまで自由に切り替えが出来ます。
スポーツモードの時は、Sクラスの足とは思えないほど硬くなって、コーナーもそれなりに楽しめるし、
コンフォートモードの時は、「どや!」って位にめちゃめちゃ乗り心地が良くなります。
こういう所が最新のメルセデスって感じがしますね!
冒頭にも書きましたけど、ボクはこういう最新のベンツに乗った事がなかったので、
これまでこの手の車の乗り味は知る由もありませんでしたけど、やっぱ最新は最新でイイですね。
勿論、ボクがこれまで経験してきた古きよき時代のW124やC126あたりの重厚な乗り味も
もちろんイイですが、メルセデスもポルシェと同じように、その時代時代のモデル毎に
それぞれ味わい方があるように思います。
どれがいいとかそれが最良とか・・・そういう問題ではなく、その人の好みに応じて
その人に合ったモデルをチョイスすればいいんだと思います。
ボクは今回、W221に触れる事が出来て、最新のメルセデスの良さをやっと理解する事が出来ました。
この記事一回だけでは、その魅力を到底語りつくす事は出来ないので、また随時ご紹介していくつもりですが、
こんなイイ車、そりゃ〜高くても売れるはずです。(^^)